Diary

おくたま日記

2019年05月29日

庭の梅の木に大量の実がなったので、梅酒を作ってみた

我が家の庭には梅の木が生えていて、毎年けっこうな量の実がなる。大きくなった実を少し収穫したので、今年も梅酒を仕込んだ。今回は、我が家の梅酒づくりについて語りたい。

もらった家に梅の木が生えていた

僕が今住んでいる家は、空家を譲渡してもらったものだ。その家の庭には梅の木が生えていた。梅の木も一緒にもらえてしまったわけだ。

奥多摩移住後の初めての春、庭で梅の花が咲いた。梅雨が近づくと実がなったが、小さい実がなっては落ちていく。ものの試しに落ち梅を集めて焼酎で漬けてみたが、この時点では少しの好奇心だけの話で、さほど梅酒作りに関心を持っていたわけではなかった。状況が変わったのは次の年だ。

移住2年目の梅雨頃、理由は分からないが、梅の実は昨年とは比べ物にならないほど立派に大きく育った。しばらく放置していたのだが、毎日でっかい実がぼとりぼとりと落ちてくる。その数は10や20じゃない。

その内もったいなく思えてきて、状態のいい落ち梅を拾い始めた。それでもどんどん落ちてくるので、仕方なしに収穫を始めた。思いのほかたくさん採れてしまい、始末に困ってまた梅酒を作った。それが始まりで、毎年梅酒を作り続けている。

今年も立派な梅がなってくれた

けっこうでかいよ!

そんなこんなで、今年もまた立派な梅の実がなった。天気のいい日を狙って大きくなったものを収穫。まずは手の届く範囲でモギモギ。手の届かない所の実には道具を使う。

 

ネットで調べて作った秘密兵器

ダイソーで買ってきた虫取り網をぐにゃりと曲げて作った道具。大きな輪っかの部分から実を入れて、先端に引っ掛けると実だけが網の中に落ちる仕組みだ。

 

多少の虫食いは気にしない

軽く引っ張ってみて手応えがしっかりしてる奴は残しといて、もうちょっと経ってから収穫する予定。ひとまず、今日は梅酒一回分を収穫した。樹上にはまだまだたくさん実っている。

梅酒の作り方

その日のうちにお酒と氷砂糖を買ってきて、梅酒を仕込んだ。梅酒の作り方は簡単なので紹介しておこうと思う。今回の分量は(毎回適当に変えている)梅1.5kg・氷砂糖250g・ウイスキー2.4Lだ。

1. 梅を洗う

まず、梅の実を水で洗う。本当はしばらく水につけて置くといい。虫食いのある実は稀に中に虫が入っていることがあるらしく、水につけて置くと追い出すことができるからだ。でも、今年は落ち梅はよほど綺麗なやつしか拾っていないので、軽く洗って汚れが落ちたら良しとした。洗った後は丁寧に拭いて水気を取る。

あんまり雑にやっているとカビが生えやすくなってしまうので、それなりに真面目に洗った方がよい。

2. 氷砂糖と一緒にビンに入れる

全然テキトーでいい

梅と氷砂糖を順繰りに入れる。こうすると砂糖が均一にまんべんなく溶け出す。氷砂糖以外にもはちみつやら黒砂糖やら、好きな糖類を入れていい。なんなら入れなくてもいいが、砂糖を入れないと浸透圧の関係で熟成に時間がかかるらしい。ちなみに僕は甘ったるい梅酒が好きじゃあないので、氷砂糖は基本的なレシピの1/4程度しか入れていない。

3. 酒を入れる

何を入れてもそれなりの味になる

最後に酒を入れる。今回はウイスキーにした。酒の種類も割と何でもよくて、ホワイトリカー、焼酎、日本酒、何を使ってもそれぞれの味がでるだけで、良し悪しはないと思う。一般的には無味無臭なホワイトリカーが最も梅の風味を引き出せるといわれている。

4. 1年待つ

これにて仕込みはお終い! あとは待つのみだ。半年後には梅酒になっているが、1年程は待った方がよい。本来は1年半とかで梅を取り出すらしいけど、今まで一度も取り出したことはないし、取り出してる人を見たこともない。

ちなみになんだけど、果実酒用のビンを買ってくると説明書に梅酒や果実酒のレシピが書かれているので、その通りにやればおいしい果実酒が誰でも作れちゃう。レモン酒なんかは簡単で美味しくておすすめです。

手作り梅酒ってうまい!

ちょっぴり置き場に困る

なんだかんだ毎年作ってる梅酒。毎回レシピを変えてるので色んな味が楽しめる。売ってる梅酒もおいしいけれど、手作り梅酒は自分の好みの味を作れるのが楽しい。なかなか狙った味になんかならないのだけど、どうやったっておいしくなるから安心だ。

ところで、自分ちの庭に果樹があるっていうのはなかなかスゴイことのように思えるけれど、和風の庭木として梅はポピュラーなもので、そんなに珍しくもない。春先に田舎に来るとそこかしこに梅が咲いているのを見かけたことがないだろうか?

始めは興味のなかった梅の木だが、こうして何年も付き合ってみると、どうも生活に欠かせない存在のような気がしてきた。奥多摩に移住してきてよかったことのひとつだ。今年もたくさんの実りをありがとう!

Writer

この記事を書いた人

スー

2015年、なんとな~く奥多摩に移住。現在、妻の営む整体サロンの片隅で、電動バイクレンタルショップをこっそり営業中。少年ジャンプと科捜研の女がイキガイのシガナイ中年。

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