2020年01月17日
奥多摩に来たら視力が回復!狩猟をする生活は目に良いのかも?
オヘーーーーーーー!! オクタマニアです!
先日、健康診断を受けました。28歳成長期真っ盛りなので体重と腹囲が増えていました……。
しかし!
なんと!
ななななんと!!
視力が上がっていました!!
右目は0.9だったのが1.5に。左目は1.0だったのが1.5に!
えっ、ヤバない? もちろんメガネは前回計測時から変えておりません。なお1.5は検査機で測れる最高値です。
「田舎にいると目が良くなる」なんてことをよく聞くので、これも奥多摩暮らしのおかげと言いたいところですが、果たして本当にそうなのかとも思いました。
というのも、1年半前に僕と一緒に地域おこし協力隊として奥多摩に移住したもう二人の視力は変わっていなかったからです。
二人と僕との差異は狩猟。単なる田舎生活ではなく、狩猟をする暮らしが視力に作用したのだと思われます。
ということで今回は「狩猟と目」についてのお話をしてみようと思います。
狩猟における特殊な目の使い方
僕は奥多摩で暮らし始めて3ヶ月で猟銃を所持しました。所持歴1年ちょっとです。
銃で狙いを定めるときは照門(超近距離)と照星(近距離)と獲物(遠距離)に素早くピントを合わせます。これによりピント調節の筋力が鍛えられ視力が良くなったものと推察します。
獲物にフォーカスすると周りに見えているはずの情報がシャットアウトされ、車で猛スピードを出している時のような視野になります。その瞬間は獲物がググググっと大きく見えるので、撃ってから近づいてみると「あれ、そんなに大きくないな。」ってこともあります。
狩猟における視力では、遠くにピントを合わせる力だけではなく「周辺視野」が広いことが大事です。正面を見ながら手を広げ、どこまで自分の手が見えるか。これが広いほど周辺視野が広いと言えます。上下の視野についても同じです。
北海道の熊撃ちの久保さんは周辺視野を広げるため、敢えて80年代みたいな幅広のちょいダサメガネをしてるそうです。コンタクトは乾くし外れたら見つからないし、コンタクト以外の使い道が無いので性に合わないとのこと。すごいこだわり。
狩猟で山に入る時はどこか特定の点を見つめるわけではなく、ぼんやりと全体にフォーカスを広げ、獲物の動きや足跡を察知する。獲物を見つけたらすかさず視線を合わせ撃つ。というわけですね。
目の話から少し逸れますが、狩猟での山の歩き方は「SLLS(シルス)」が有効とされています。
S = Stop(止まる)
L = Look( 見る)
L = Listen(聴く)
S = Smell(嗅ぐ)
の頭文字を取ってSLLS。
数歩歩いてSLLS。また数歩歩いてSLLS。これを繰り返しながら進んでいくわけです。
山を歩くと落ち葉の音がガサガサと耳につき、獣に気取られるのではないかと心配になりますが、ゆっくりと踏みしめるように数歩歩く音は動物と同じなので、獲物が逃げないそうです。鹿は好奇心旺盛なのでむしろ近づいてくることもあるとか。
さて、目の話に戻りまして。人の目は白目が多いため、眼球の動きが悟られやすいです。身体が動いていなくても視線だけで気取られることがあるので、「見ずに見つける」ことが重要になります。
格闘においても同じですね。サングラスや帽子を深く被ることで目の動きを悟られることを低減できます。
量子(猟師ではない)学の世界では、粒子の動きは「観測」の影響を受ける「二重スリットの実験」という話も有るくらいなので、「見る」という行為は何らかのエネルギーに作用しているのかも知れません。
ヤンキーを見てると「なにガンつけてんねん!」と言ってきますしね。あれと同じです。違うか。
それではまた。
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