Diary

おくたま日記

2019年05月05日

お風呂場の蛇口を交換しようとしたら大変なことになった

みなさんは水栓の交換をしたことがあるだろうか。水栓というのは給水管の先に取り付けられた金具のことで、一般的には蛇口と呼ばれる。

こういうの

水栓には色々なタイプのものがあり、用途や好みに合わせて付け替えることが可能で、手順はそれほど難しいものではない。給水管の先端にネジで取り付けられた水栓をひねって外し、給水管の内側を掃除し、新しい水栓のネジ山にシールテープを巻きつけてから給水管に取り付けるだけだ。ミニ四駆より簡単にできる。

 

必要な道具は基本これだけ。モンキーレンチとウォータープライヤーはどちらかひとつでよい。一番左がシールテープ

水栓はホームセンターや通販で普通に手に入るので、みなさんもぜひ軽い気持ちで付け替えにチャレンジしてみてほしい。

家の風呂場の水栓を交換してみる

さて、ここからは僕が自分で風呂場の水栓を交換したときの話をしよう。

僕たちが奥多摩への移住を決めた時、住むことになった家には給湯設備がなかった。お風呂には水の出る蛇口が一つあるのみで、湯船に水を張ってからガス釜で温める方式だったのだ。

そのままではシャワーが使えないしキッチンでもお湯は欲しいので給湯設備を入れたのだが、配管の問題で元々あった冷水用蛇口の横に温水用蛇口を並べることができず、冷水用とは別の壁面に新設された。

お湯と水の蛇口が別々の場所にあっても不便ということはなかったが、あるとき水道局員の指摘で漏水が発生していることが発覚したので、思い切って全ての給水管を新設し、ついでに風呂場の温水用蛇口の横に新たな給水管を持ってきてもらった。

まさかのアクシデントが発生

とある昼下がり、アマゾンで購入した水栓が届いた。ワクワクが止まらない。

ひとつの蛇口からお湯と水を混合して出す「混合水栓」というタイプ

混合水栓の取り付けは初めてなので説明書を熟読した。手順としては、まずクランクを取り付けてから、本体をナットで固定するようだ。脱衣場の床に必要な道具を並べて、作業を始めた。

 

水栓を外す専用工具 その名も「水栓取り外しレンチ」

まずは専用の工具で今付いている水栓を外す。ちなみに頑張れば工具なしでも取れる。はじめに水の方を外し、続けてお湯の水栓を外しにかかった。

 

 

その瞬間……、

 

 

 

そこじゃないとこが外れた!

 

水栓を外したことがない人には何がおかしいのか分からないと思うので説明すると、水栓というのは、上の写真で僕が持っている物体の銀色の部分のことだ。

右側の茶褐色のところからは給水管の一部で、本来なら銀色と茶褐色を接合するネジが回って外れなければならない。これは一体どういうことだろう。

はじめは、この壁の奥の部分にL字のジョイントが入っていて、そこのネジが回って外れてしまったのかと思った。

 

ねじ切れちゃってた

しかし先端を見てみると、完全に銅管がねじ切れていたのだった。もはや自力での修復は不可能。

すぐに設備屋さんに連絡を取ったが、なにがマズいって、この出来事はゴールデンウィーク直前の話なのだ。ゴールデンウィーク中でも職人さんは動いているらしいがメーカーは休みに入るので部品が供給されなくなり、もし部品が足りなければ工事は連休明けになってしまう。

給水管の先端がねじ切れて開きっぱなしになっているので、水の元栓を開けたら全力で水が噴き出してくる。だから元栓を開けることができない。となると家中の水が出ないことになる。ヤバイ。

そうこうしているうちに妻が帰宅した。なんて説明したらいい? ヤバイ。10連休中水も飲めない。トイレもいけない。ヤバイ。

最悪の事態は逃れたものの……

結局、設備屋さんが翌日朝一番で直しに来てくれることになった。部品もあるとのことだった。とりあえず給湯器の取水管のバルブを閉じれば、お湯だけを止めて水は使えることもわかった。今夜だけお風呂を我慢すれば、明日にはどうにか復旧できそうだ。

DIYは楽しいし、実際たいていのことは自分でできてしまう。しかし素人というのはこういう時に全く対応できないということが分かり少し反省した。

なにか想定外の事態が起きても大丈夫なように、しっかりと下調べをし、準備をするべきだ。連休前などは避け、作業は早い時間帯に開始する。そうすれば、不測の事態にも即日で対応できる可能性が残る。

気が付けば今年は厄年。数日前に誕生日を迎えたばかりだと言うのに、さっそくなかなかの災厄だ。しかしめげてはいられない。これでまた腕がひとつ上がったと喜ぶことにしよう。

Writer

この記事を書いた人

スー

2015年、なんとな~く奥多摩に移住。現在、妻の営む整体サロンの片隅で、電動バイクレンタルショップをこっそり営業中。少年ジャンプと科捜研の女がイキガイのシガナイ中年。

Recommend

おすすめの記事

Keyword

キーワードで記事を探す