2019年06月08日
移住2年目。わたしの奥多摩暮らし
はじめまして、山口まり子と申します。奥多摩を拠点に写真の仕事をしています。
ジャンルは問わず。人物やイベント、水辺のアクティビティを撮ることが多く呼ばれればどこへでも撮りに行くスタイルです。
家族は夫と犬。住まいは賃貸。現在夫と一緒に改修しながら暮らしています。
私はパワータイプではないので細かな作業を担当し、歌い踊りながら手伝っています(出来ることが多くないので時間を持て余した結果のこと)。
そんな姿を優しく見守られたり無視されたりしながらやっています。写真スタジオを併設する予定、です。
家の改修は大家さんが「自由に」と言ってくださって、骨組みと屋根以外はほぼ手を加えています。大家さんはとても素敵でユーモア溢れる人。
昨年は畑も貸していただき治助芋(じすけいも)という芋を植えました。その際には一緒に畑を耕してくださったり、ワイワイととても楽しい思い出です。
治助芋ついてはきっとメグコちゃんが書いてくれると思うので割愛。
自然との共存は避けられない生活
とても恵まれた環境で暮らしていますが、そんな日々の中でも困り者はいます。それは虫。
そろそろ奴らが現れる時期なので万全の準備をしていましたが、今年はムカデのシーズンインが早く、いきなり15cmの大物に遭遇。しかも少し触ってしまった……。
それを機に、昨年は出来るだけ殺生をしない方法をとっていた私の中でスイッチが切り替わり、今年はすぐさま処置をするようになりました。

このナイフでどうにかするわけではない
昨年ムカデにくちびるを噛まれ、さながらアンジェリーナジョリーなぷっくりくちびるで割と評判が良かったですが、夢の中でも現実でもペッてしたおぞましい記憶は今も忘れられません。故にすぐ処置ですね。

犬は虫が目の前を歩いていても前脚にアゴのせて眺めてます
でもこれが田舎に暮らすってこういうこと。ちなみに現在も改修中の我が家にはあちこちに隙間が空いていて虫が入り放題なので、特に出会う率が高いです。他のお家はどうなんだろう……。

カメムシは目で追う派の犬
それでもワンシーズン過ごせば、ペットボトルを半分に切った道具を使って飛んでいるカメムシを捕まえられるくらいになります。ジャッキーチェンの映画っぽく。次は箸でハエがいけるかな。
「ここで暮らすということはそういうことです。共存ですね。」
これは、家の庭で蛇のタマゴを見つけたもののどうしていいか分からず町のビジターセンターへ電話したとき、スタッフの人に優しく言われた言葉です。
はい……、出るものは出ると受け入れなければいけないのですね……。まあ蛇のタマゴだと思っていた物体はただの白いキノコだったわけですが。
いずれにせよこういう苦労からは逃れられないので、だんだん諦めというか、同じ境遇にある移住者たちときゃっきゃ話せるくらいのネタになってきます。
奥多摩で、大切な人たちと暮らす
奥多摩で暮らすということ。
なんとなく青い感じですが、私にとってここで暮らすにイコールなのが「大切な人たちがいる」ということでしょうか。
結婚をきっかけに奥多摩での生活が始まりましたが夫も私も元々は別の場所の出身です。比較的いろんな場所で暮らしてきたので、どこへ行くのも抵抗はありません。
今の家に暮らし始めてから5ヶ月は風呂なし生活でしたし、家が古くてもあまり気になりません。
旅が好きで、いろんな土地の風を感じることが好きです。どこへでもいつでも行ける、がモットー。でも昔から自分の住む場所を探して過ごしてきたような気がします。
自然があることと水辺の近く、というのが私の中での確たるものでした。気がつけばここが帰ってくる場所になっていて、上で挙げたものもここにあります。
でも一番の理由は好きな人たちがいるからなのだろうと思います。もしかすると私にとってエリアというものはあまり関係のないものかもな、と。
暮らす、に理由は色々ですね。
なんとなーく集まりたくなって誰かの家に集合し、ただただ話をして笑って何時間も過ごす。元気がない時に連絡もせずふらっと会いに行って元気をくれる人がいる。そういう出会いのある場所でした。奥多摩で暮らすようになってから大切な人が増えました。
それでも色々なことがありますが、それもまた更新していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
さて、暮らし編集部のみんなは時々集まって飲んだりしているようですが、私は一度も参加しておらず。まだお会いできてない方もいますね。
ということでまた集まり開いておくれ、かーくんよ!
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山口まり子
奥多摩を拠点に写真の仕事をしています。呼ばれればどこへでも。賃貸物件を改修し写真スタジオを併設予定。
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