2019年10月07日
薪風呂で体が芯からポカポカに!島崎家のお風呂事情を紹介します
みなさん、お久しぶりです。メンバーの中でただひとり奥多摩町出身の島崎です。
僕は町内で最も田舎レベルが高いと言われる小河内エリアの出身なのですが、実家の食事処を手伝うわけでもなくヌクヌクした生活を続けてきたため、日曜大工や野良仕事などの田舎スキルを全く持ち合わせておりません。田舎暮らしレベルは相当低いです。
しいて田舎っぽい特技を挙げるなら、奥多摩湖でひたすら練習した水切りぐらいでしょうか。投げすぎて湖畔から水切りに最適な平たい石がなくなり、最終的に肩も痛めました。
そんな僕ですが、数年前の結婚を機に、小河内で一軒家を借りました。親のコネを使って見つけた空き家です。
少し古い家でしたが、大工さんに直してもらったり、自分たちでテキトーなDIYをしたりして、それなりに不便のない暮らしができるようになりました。
田舎暮らしスキルも少しだけレベルアップ!
薪のお風呂は大変だけど気持ち良い
しかし、ちょっとレベルが上がったくらいじゃ太刀打できないことがありました。
お風呂が薪で沸かすタイプのやつだったのです。
薪風呂ってザ・田舎暮らしって感じで憧れる人も多いかもしれませんが、僕は普通にガスのお風呂で満足な人だったんですよね。ボタンひとつでお湯が沸くってすごくいい。
で、薪風呂の何が大変なのかというと、薪の確保です。これは薪ストーブにも言えることですが、冬の間だけ必要なストーブに対してお風呂は年中入るものなので、いっそう大変なのです。
当初は大家さんが持っていた薪を使わせてもらっていたのですが、すぐに使い切っちゃったので、どうにかして薪をゲットしなければお風呂に入れなくなってしまうー!
と思いきや、とりあえずはなんとかなってます。
というのも、父親がどこかで切ってきたという木(法には触れていないはず)をもらえるからです。
また、ちょっと裏山に出向けば燃えそうな枯れ木がたくさん見つかります。
さらには、最近お友達がオープンさせた電動バイクのレンタルショップ兼マッサージ店の改装時に出た木材の切れ端を頂いたりもしました。
他にも、実家の島勝食堂から使用済み割り箸がもらえます。これは薪の焚き付けに最適。
時には、薪をゲットするためこんなに険しい道を歩くこともあります。山奥に住む親戚のおばちゃんの家が薪風呂をやめたので、そこで使わなくなった薪をもらいに行くのです。
車では行けない場所なので歩荷スタイル。田舎暮らしレベルかなり上昇中です。
ここでも父親に手伝ってもらいました。何往復かして軽トラ1台が満杯になるくらい運んだのでヘトヘトです。でもこれでしばらくは大丈夫だ!
このように、薪を手に入れるためには様々なコネや知恵を使わなければならないので、憧れだけで薪風呂にすると大変かもしれません。
自分でチェーンソーを使えるとかならいいけど、田舎暮らしレベル低い民は薪を調達できる算段ができてないとキツイかもです。
でもそれさえ上手くできれば日々のお風呂費用がタダってことになりますからねー。最近では職場で使えなくなった木材があると「それ下さい!」って言うようになりました。
実は灯油でも沸かせます
毎日薪から火を起こしてお風呂を沸かしているなんて、さぞかし島崎は火起こし技術が上達しているんだろうなあと思う人がいるかもしれません。
でも、実はうちのお風呂……
灯油でも沸かせるのです!
屋内にあるこのツマミをクイッと回すと、
ボッと火がつくのですね。だからテキトーに木をぶっこんでスイッチを入れるだけでOKなのです。
灯油を節約するためには燃えやすいものを最初に入れておくとか、空気が入りやすいような薪の並べ方をするとか、色々なコツがあるようです。けど僕はよくわからないので、とりあえずちゃんと燃えていればそれで良し。
もしもお風呂に入ってお湯がぬるかった場合、完全な薪風呂だと、
「お〜い、薪を足しておくれ〜!」
「は〜い!」
という「北の国から」でありそうなやりとりで対処しなければなりません。これはこれで田舎暮らしっぽくて良いと思います。
でも、もしも家にひとりだったら、裸で家の外に出て薪をくべなければならないのです。近くに家がないので誰かに見られる心配はありませんが、気温的な意味で真冬はヤバイです。
一方この風呂釜なら、お湯がぬるいと思ったら湯船に入ったままの状態で先ほどのツマミをひねるだけ。まさに薪と灯油のハイブリッド風呂なのであります。CHOFUの風呂釜ってスゴイ!
はあ〜〜〜〜〜〜〜〜最高。
薪で沸かしたお湯ってガスで沸かしたお湯とはちょっと違うのですよ。そんなの気持ちの問題だと言う人もいるようですが、それを加味しても、やっぱり違う。お湯がやわらかい感じがしますね。
特に実感しているのは、お風呂から出た後の体の温まり方。芯からポカポカになります。さらに、その持続力がハンパないんです!
温泉の素も入れちゃおう
それだけでは終わりません! さらなる贅沢として、薪で沸かしたお風呂に「小河内の湯」という温泉の素を投入します。
一度は奥多摩湖の底に沈みながらも復活した幻の温泉である「鶴の湯温泉」。それとほぼ同じ成分が含まれている温泉の素を入れれば、もうほとんど本物の鶴の湯温泉になること間違いなし!
そんな贅沢なお風呂がどうだったかは、みなさんの想像にお任せします。ふふふ。
ちなみに、小河内の湯のかわいいパッケージですが、OgouchiBanbanCompanyのとある企画で撮影した、僕とOBCキッズがドラム缶風呂に入って気持ちよさそうにしている写真がモデルになっているのではないかという噂です。
奥多摩で素敵なお風呂ライフを
最後は少し脱線してしまいましたが、こんな感じで奥多摩の薪風呂暮らし生活を満喫しています。
設備次第では田舎暮らしレベルの高い手練れじゃなくても楽しめるので、よかったらみなさんも挑戦してみてくださいね!
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